Happy Batton Projectが始まりました
一般財団法人mudefでは、これまで、特別なニーズがある子どもたちを中心に乗馬を通じて心と、体をリハビリする乗馬プログラムを支援してきまし た。「動物と触れ合い、心を癒す」。日本ではこのような行為を「アニマルセラピー」と呼んでおり、QOL(Quality of Life)の向上や予防医学的に効果があると言われています。
子どもたちが安心して暮らし、未来への夢を持つことができる社会は、私たちが 暮らす社会が成熟し、すべての人が、等しく安心して暮らすことができる社会でもあります。一般財団法人mudefは、特に支援を必要とする子どもたちを対 象にアニマルセラピープログラムを実施、神奈川県横浜市の児童相談所を中心に訪問プログラムを運営します。
活動の背景「児童相談所について」
厚 生労働省によると、全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は6万6807件で過去最高となりました。また、2014年9月の警察庁の発表によれば、 18歳未満の子どもに危害を加えた児童虐待として、全国の警察が摘発した事件は2014年上半期に317件あり、昨年同期より96件(43%)上昇しまし た。虐待や育児放棄などの理由で、児童相談所で保護者から一時的に保護される18歳未満の子どもの数も上昇傾向にあります。
背景には日本国内で深刻化する貧富格差やシングルマザーの貧困、核家族化による家族内での保護機能が低下していること、また社会のセキュリティネットの意識の高まりによる虐待やストーカーへの早期対応が行われることを原因と言われています。