緒方貞子元JICA理事長ご逝去MISIAコメント
日本人初の国連難民高等弁務官として難民支援にご尽力された国際協力機構(JICA)元理事長の緒方貞子さんがご逝去されました。
生前、アフリカでの活動を通して緒方さんと親交のあった理事のMISIAが訃報を受けてコメントを寄せました。
*********
突然の訃報に、言葉がありません。
私が緒方貞子さんと初めてお会いしたのは2013年。
スイスで行われたダボス会議でのトークセッションの場でした。
その後も対談などでお話を伺う機会もあり、強くしなやかな緒方さんを尊敬すると同時に、
チャーミングなお人柄にも、魅了されました。
難民問題などの活動に取り組まれている時、どのようなことを心においているのかと伺うと、
「彼らの未来を考えることも大事。けれど今も大切です。明日があれば未来や人生が変わるかもしれない。
だから、彼らがどうやったら今日を生き延びることが出来るか。そんなことをいつも考えています」
とおっしゃったのが、とても印象に残っています。
緒方さんが願われた平和な世界を実現できるよう、私たちは進んでいかなければいけないと思います。
心から、ご冥福を御祈りいたします。
MISIA
*********