2015年国際生物多様性の日に向けたMISIAメッセージ
「今日は雨が降っているれど、僕が植えた木は元気かな?あの山はどうなっているかな?」
以前、植樹を行った小学生の子が言った何気ない言葉が忘れられません。
植樹をしたことによって、その子にとって、その木や植樹をした場所は、自分と関わり合いのある特別な場所へと変わったのだと気づかされたからです。
例えばその場所が今よりも自然豊かな場所になる時、例えばその場所の近くで開発が始まった時、その子は、人ごとではなく、自分自身に関わることとして人と自然とのあり方を考えてくれるような気がしました。
自然と接する機会が減った現代では、人間と自然との係わり合いや、生物多様性の重要性を実感することは難しくなってきています。
しかし、植樹活動をきっかけに、あの小学生のように自然との係わり合いを身近なものとして感じることが出来るのではないでしょうか。
5月22日は、国際社会が定める生物多様性の日。世界中で、生物多様性の重要性を考え、行動を促す日です。
そしてその行動のきっかけとして、グリーンウェイブというイベントが世界各地で開催されています。
世界中で、植樹活動をすることで、自然を守り、豊かな自然の恵みを次の世代へ引き継ごうと呼びかける日です。
グリーンウェイブは、行動を起こすだけではなく改めて、木を保全する大切さを知り、自然への畏敬の念を起こす日でもあります。
自然への感謝の気持ちを込めて、未来へ向けて、グリーンウェイブに参加しませんか?
わたしたちは、生物多様性の中に生きています。
2015年5月22日
MISIA
*本メッセージは石川県で実施された「いしかわグリーングリーンウェイブ2015記念植樹式」で紹介されました。