セカンダリースクール奨学生紹介(15) ボイー
ケニアにあるアフリカ最大級のスラム、キベラスラム。mudefでは設立以来、キベラスラムにあるマゴソスクールの子どもたちの進学を支援しています。
今回あらたに3名(ボイー、アイリーン、ドルカ)のセカンダリースクール進学支援が決まり、以前から支援をしているルワビとあわせ、計4名の支援となりました。
未来を切り拓くためにセカンダリースクールで勉強に励んでいく4名を順番に紹介していきます。
ボイー(Carrel Odhiambo)
1999年12月生まれのボイー。
KCPE(初等教育修了資格試験)*はマゴソスクールトップでした!
Ol Kejuado High Schoolという学校 に入学できることが決まっています。
小3のときから母親と別れてマゴソに住んでいます。
母親のエバはタンザニアで家政婦として働きながら、ボイーのために仕送りをしてきました。エバ自身も、小学6年生までしか学校に行けず、働きに出された先で虐待に合うなど、つらい過去を持ちます。
エバは、タンザニアでの仕事を間もなく終え、マゴソに移り住む予定だそうです。そこで将来収入を得るために洋裁教室に入ることを希望しているそうです。
親子そろっての新しい出発。二人がお互いに励まし合いながら未来に向かって進んでいくことを願います!
次回は、新規支援が決まった3名のうち、音楽が大好きなドルカを紹介します。
*KCPEとは
初等教育修了資格試験。初等教育(8年)終えた生徒が受験し、その結果によりどのハイスクール(4年)に進めるかが決まります。