Kaani Lions Secondary School男子寮全焼

mudefが支援を行うマゴソスクールを卒業した子どもたちの、セカンダリースクール学費支援の経過報告と近況が届きました。

先日、マゴソスクールの運営に携わる早川千晶さんからとても悲しいお知らせが来ました。

7月17日深夜、Form3の生徒たちによって、Kaani Lions Secondary Schoolの男子寮が火事になり全焼し、そのためマゴソスクールのOBの生徒も含めて寮にいた全員が家に帰されたそうです。現在mudefが支援している、エミテワの弟ルワビ(Form2)、アイリーン(Form1)もその一人でした(放火にマゴソスクールのOBは関わっていません。

現在ケニアでは生徒による放火が非常に大きな問題となっています。試験へのストレスといった勉強へのの問題はもちろんですが、ケニアで悪化する経済状態や政治的混乱などから、学校へ本来分配される予算が行き割っていないために学校自体が経営難になっていることへの不安、インフレによる食料価格の高騰などから、食事情の悪化など、様々な要因があるといわれています。

昨年にストライキが起きた別のセカンダリースクールでは、生徒によるストや放火、破壊行為など発生しています。

放火の事件も残念ですが、連帯責任として、生徒全員が破壊された物品の弁償をすることになります。今回のKaani Lions Secondary Schoolは男子寮が全焼したことから、高額の弁償が予想されています。また、入学時に買い揃えたマットレス、シーツ、毛布、荷物箱、辞書、靴、制服などのすべての品を、再び買い揃える必要もあります。

全焼により寮に戻れるのか、時期もまだ不明です。進捗はまたケニアから届いたら、共有します。

7月22日報告(単位はケニアシリング[1ケニアシリング=1.15477円 ]

※使途:2学期のはじめに学校に戻るとき(5月)の交通費と買い物、2学期目の中間休みに帰ってきたとき(6月末)の交通費など

氏名 呼び名 学校 交通費 物品購入 試験料・書籍 合計 日本円
Form2 Hezron Lwabi ルワビ Kaani Lions 2,200 1,724 960 4,884 5,640
Form1 Irene Akoth アイリーン Kaani Lions 2200 1,724 0 3,924 4,531

(写真は火事を受けて寮に戻ってきたマゴソスクールOBのひとり、オディアンポ(中央)。左はOBのトニー、右はオギラ先生)

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